ムジゲ(虹)の便り

祈りの家―聖居山―に転任!

クレト 中村 道生 神父
cletusofm@hotmail.com
Frnaciscan Friary

韓国殉教者管区では1月末に管区会議が開かれ、新しい管区長の下、最初の評議会が開かれ、かなりの人事異動が発表され、私も3人の韓国人の兄弟とともに、祈りの家―聖居山―に2月17日に転任しました。ただし、一人の兄弟は研修休暇で1年間インドで祈りの体験をしてくる予定です。

 祈りの家―聖居山―はソウルより南へ約100km、天安のインターチェンジ車で10分。ソウルの本部修道院から「祈りの家」までくるまで1時間半弱で行ける距離です。聖居山(ソンゴサン)の山頂には最近発見された殉教者の聖地があり、私たちの「祈りの家」は、300mほど下った中腹にあります。

 私たちはここでよりフランシスカンらしい新しい共同体を目指そうとしています。
責任者の金フランシスコ兄弟は前に山清(ハンセン氏病の施設)院長で、その前にはこの祈りの家で6年ほど生活したことがありとのこと。この兄弟は有期誓願者の時に、見ず知らずの人に自分の腎臓の一つ移植したとのことで、今その後遺症がでてきて健康管理がなかなか難しいようです。

 もう一人の若い
兄弟・辛フランシスコは理想に燃えて元気一杯です。今私たちは3人でミサを捧げ聖務を唱えているのですが、彼はほとんど聞きほれるほどいい声をしています。料理のうでもなかなかで、仕事は何でも気軽にこなすタイプです。

 
最後の一人は年寄りで、ミサ以外にはあまり役に立たない兄弟です。料理の腕前は生野にいた兄弟達はよく知っていると思いますが、おでんと味噌汁と、冷奴ぐらいです。これから少しレパートリーを増やさなければと思っています。