2021年ローマ総集会

 総集会

会憲第188条
総会は、本会全体の兄弟的交わりの真のしるしでなければならない。 総会の任務は次の通りである。 すなわち、本会の霊的継承財産と生活を調査し、それを守ること。 本会の発展のための新たな方法や手段を吟味し、本会の適切な刷新を推し進めること。 固有法を制定すること。 会の最高統治機関、すなわち、総長、副総長および総理事を選出すること。 および他の重要な業務を取り扱うことである。 

2021年7月3日(土)、小さき兄弟会は、ブリンディジの聖ラウレンチオ国際大学(ローマ)において、「わたしたちのビジョンを刷新し、未来を迎え入れよう」をテーマに、2021年総集会を正式に開会しました。 今回の「起きなさい、・・・キリストがあなたを照らされる」(エフェソ5:14)という聖書の一節に触発されたこの総集会は、修道会全体の兄弟的な愛の証しであり、祝祭の場でもあります。 2021年7月3日から18日まで、集まった117人の代議員たちは、兄弟として協力し、修道会が引き継いできた800年の伝統(遺産)と生活を守り、神がどのようにして私たちを新たにし、福音への奉仕のために成長するよう求めておられるかを見極め、2021年から2027年のために、全兄弟会に奉仕するリーダシップを執る兄弟たちを選出しました。

総集会総括文書PFDファイル  その他の総集会公文書はここGドライブからダウンロードして下さい
総集会総括文書

召命案内(Vocation)

『収穫は多いが働き手が少ない。だから・・・』 (マタイ9・38)

召  命

神様が一人ひとり全ての人に与えられた道
その人にふさわしいそれぞれの生き方
その道に招き呼びかけるキリスト
あなたの召命…
神様があなたにお望みになる生き方
神様の愛に応えるために
キリストは今あなたに何を呼びかけていますか?
我が神、我がすべてよ
主よ、わたしを平和の道具にしてください
(アシジの聖フランシスコ)
あなたも神様のために働きませんか?
わたしたちと一緒に
兄弟として
カトリックの洗礼を受けて(または改宗後) 3年以上を経た20歳以上の独身男性。
定期的な黙想会や体験入会も行っています。
修道生活に関心をお持ちの方はどうぞご連絡ください。
『何を求めているのか?・・・来なさい。そうすれば分かる』(ヨハネ1・38-39)

*小さき兄弟会(フランシスコ会) 日本聖殉教者管区
 紹介&養成プロセスについて
召命担当窓口:兄弟パウロ・井之上(瀬田修道院)
          兄弟アントニオ・キム(田園調布修道院)
メールでの問い合わせ
vocatio.ofm.japan@gmail.com

養成プロセス

SDAMIANアスピラント期(半年~1年)   入会を希望しながら自宅において、兄弟たちや各地の共同体とコンタクトを保ち修道召命の識別を生活の中で続けていく時期。「静修の集い」 、「赤倉山荘(妙高教会)での青年の集い」等に参加して準備する。

志願期(1年~2年)   志願院では、聖フランシスコの生き方に倣うフランシスカン(小さき兄弟)としての生活の基礎を、共同生活(兄弟たちとの生活)を通して学んでいきます。フランシスカンへの第一歩はここから始まります。また、日本各地の兄弟たちを訪問し、自らの召命を見つめ考える時とします。(田園調布修道院)

修練期(1年~2年)   志願期を経た兄弟は、外部との接触を少し控え、自らの召命を更に深める静かな時を迎えます。修練院では沈黙の内に祈りと労働を中心とした生活を送り、フランシスカンとしての生き方を深め、神と人々の前で、修道誓願(従順・清貧・貞潔)を宣立する準備をします。(さいたま修道院)

有期誓願期(3年~6年)   修練期の終りに初誓願を宣立した兄弟は、一年毎に誓願を更新してTAUSANDLゆく有期誓願期を過ごします。この時期に兄弟たちは、フランシスカン としての生き方を祈りと勉学を通して模索しつつ更に深め、本当に自分はこの道に生涯を捧げるのかと、自由意志による決断のもとに荘厳誓願(終生誓願)を宣立する準備をします。(田園調布修道院)

生涯養成期   荘厳誓願を宣立した兄弟は、キリストの福音を証しすべく神から与えられた「小さき兄弟」としての召命を、その生涯にわたり自ら問い掛け、深め生きてゆきます。派遣されるそれぞれの共同体で、司祭職の召命を受けた者はその準備と奉仕を、ブラザーの兄弟たちはそれぞれの召命に従い促されて各地で奉仕します。

2018EAC長崎集会総括文書

2018年10月22ー26日、長崎で行われたEAC(フランシスコ会東アジア協議会)の長崎集会最終日に採択された総括文書を公開します。必要に応じて閲覧、ダウンロードしてください。

2018EAC長崎の総括文書

2018年EAC総会

2018年10月22-26日
日本聖殉教者管区 長崎聖フランシスコ修道院

総括文書

私ども、EAC(東アジア協議会)の管区長、分管区長、宣教地区長、養成・学問事務局長、福音宣教事務局長、JPIC委員長は、祈りと福音の人として、また互いにそしてすべての被造物の兄弟としての共通のアイデンティティーを深めるために、ここに集わせてくださった主に感謝いたします。・・・

行って、告げなさい・・・

表紙(日)Ite_Nuntiate_2017_JP

小さき兄弟会における生活とミッションの
新しいあり方のガイドライン
ローマ
2014年復活祭
2017年1月改訂版

PDFファイル(A5)

前 置 き

最も親愛なる兄弟たち、
主が皆さんに平和を与えてくださいますように!
「行って、告げなさい…」(Ite, nuntiate…):復活した主イエスが、マグダラのマリアともう一人のマリアに向けて語られたと聖マタイが福音書で伝えるこのことばは(マタイ28・10)、今日もなお、空になった墓から響き続け、兄弟 であり より小さい者 であるわたしたちに、福音的召命の賜物に新たな確信を持って応えるよう、力強く呼びかけています。「行って、告げるように」との招きは、わたしたちの中に活力と力、責務と創造性を引き起こしながら、わたしたちの生活に、彼と共なる復活を授けます。

この喜びと聖なる新しさの精神をもって、皆さんにこの小冊子をお届けします。これは福音宣教総本部事務局が皆さんすべてにお渡ししたい 生活とミッションの新しいあり方 についてのガイドラインです。この 新しいあり方 は、わたしたちの召命を主からの賜物として受けとめるものであり、本会が今日の世界にその存在を再活性化する責務を実践において表現するものです。

この小冊子の意図は、この 新しいあり方 を、すべての兄弟により多くまたより良く伝え、知ってもらうためです。しかし、とりわけ、委ねられた兄弟のひらめきを識別し、励まし、新しい兄弟共同体の建設に寄り添って、彼らを後援する管区長や分管区長に向けられています。このガイドラインは、皆さん、特に、生活とミッションの新しいあり方 を生きるよう霊感を受けた親愛なる兄弟たちに、支えと共感と、皆さんの心のうちに燃えているものを具体化する上で指針となる基準を提供するためのものです。

福音宣教総本部事務局とこの小冊子を準備した委員会のメンバー:兄弟マッシモ・テドルディ、兄弟アルトゥーロ・リオス・ララ、兄弟アドリアーノ・ブサット、兄弟マリオ・ヴァッカーリ、兄弟ヤコポ・ポッツェルレ、兄弟ジャック・ジョエー、そして草稿準備や制作に携わったすべての方々に心からの感謝を表したいと思います。また、翻訳者たちのおかげで、この小冊子が本会の三つの公式言語だけでなく、フランス語、ポルトガル語、ドイツ語、ポーランド語、クロアチア語でも出版されることに感謝します。

本会内部において、様々な 生活とミッションの新しいあり方 が、かなりの準備と経験の歩みを進めたことは、明白で揺るがない事実です。会憲(第115 条2 項)によって切望された、わたしたちのアイデンティティーとカリスマの新しさに「肉付けを行う」ことは、2009年の総集会によって確信を持って約束されてきました(主のみ言葉を全世界に宣べ伝える、指令 n. 20)。

このガイドラインを皆さんにお渡しするにあたり、わたしは皆さんのすべて、親愛なる小さき兄弟たちに、教皇フランシスコを情熱と熱意をもって見つめるよう求めます。なぜなら、真の 新しい福音宣教者 である教皇に導かれて、わたしたちは、より貧しい者たちと「社会の周辺部」に生きる人々に奉仕するための、教会と世界におけるわたしたちの生活とミッションにとっての常に刷新された福音的様式に出会うことができるからです。

「今おられ、かつておられ、やがて来られる方、万物の支配者」(黙示1・8)の後に従うこの歩みにおいて、イエス・キリストの貧しい御母と熾天使的師父聖フランシスコが、わたしたちに同伴し、支え、わたしたちのために執り成してくださいますように。

ローマ、2014年4月20日

復活の過越祭
兄弟愛のうちに
兄弟 マイケル・アントニー・ペリー
総 長
Prot. 104706

養成担当者会議(アジア・オセアニア)in ジャカルタ

兄弟的生活における同伴

1. イントロダクション

1.1 小さき兄弟の共同体の希望に満ちた将来を見据え、SAOOCとEACの養成担当者は、2017年7月2日~8日の期間、インドネシアのジャカルタにおいて、兄弟会の中心課題である「兄弟的生活における同伴」というテーマを深めるために集まりました。

1.2 この共同声明のセクション1において、私たちは「小さき兄弟会の兄弟共同体における同伴」に関するビジョンを提案したいと思います。このビジョンはジャカルタにおいて実際にプレゼンテーションとして提案されたもので、私たちの生活の中で同伴の理解と意義を深める努力をさらに生き生きとしたものにするものにするでしょう。セクション2においては、プレゼンテーションの後のグループ討議の中で明らかにされた私たちの実際の生活のリアリティーについて触れ、セクション3では、これらを通して見出された小さき兄弟としての同伴のビジョンと課題を示し、それらを実現化するために分かち合われたいくつかの具体的な方法論を呈示したいと思います。

共同声明PDF 

海外宣教委員会ニュース3月6日号

2016年度も、フランシスカン・ミッションデーのポスター、チラシの配布、ニュースレター発行のほかに、二つの奨学金支援プロジェクト(フィリピン・フランシスカン・デフセンター、パキスタンのハンデキャップセンター)を継続して行い、宣教師を派遣している韓国、中国、イスラエル、フィリピンを訪問しました。

17212242_307720729643435_1151232863400129295_o 二つのプロジェクトについては、フィリピン・フランシスカン・デフセンター(聾者の教育センター)の奨学金受給者は順調に進級、進学しており、パキスタンのハンデキャップセンターも順調に運営されています。

2016年は休暇で兄弟松本貢四郎が6月に一時帰国し、講演会も行い、支援に対する感謝の気持ちを述べ、現状報告を行いました。 17265156_307721859643322_7299983453559696688_n

また、派遣先の中国、韓国訪問や10月には兄弟新直己の派遣先のイスラエルを訪問しました。イスラエルは、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の聖地のある場所ですが、今年は特別聖年の巡礼者の世話のため、兄弟新直己は立ち働いていました。

今年度も委員会の活動および海外の兄弟が宣教できたのは支援してくださる皆様のおかげです。感謝とともに今後も海外で宣教する兄弟をご支援とお祈りをお願いいたします17240071_307722112976630_4266395712770360806_o

韓国管区からのお客様

DSC_2305韓国のフランシスコ会管区長カロロ・ホ神父とエジディオ・チャン神父、アントニオ・ウー神父が来日している。日本で働いている5人の韓国人兄弟たちの公式訪問。3月4日大阪生野修道院、6日六本木本部修道院、9日札幌修道院を訪問する。韓国管区とはとても深い繋がりがあり、今後も引き続き連帯と連携を強めていくことを確認した。

DSC_2317今朝のミサの後に教会の廊下で記念写真。四旬節の間は廊下にも十字架の道行きの祈りが出来るようになっている。3.11の6周年がもうすぐ。

昨日もそうだったが、朝からキムチラーメンを食べている!六本木修道院の院長阿部神父が準備していた。そういえば、2年前にソウルで東アジアの管区長協議会の集まりがあったとき、ラーメンを出してくれたのを思い出す。今日のお昼過ぎ札幌へ出発。

 

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