フランシスカン海外宣教の日 2017年2月5日

イスラエルで宣教する兄弟フランシスコ新直己(あたらし なおき)の声(2014年からイスラエルで宣教)

フランシスコ会聖地管区の主な使命は、まず存在することです。これは、イエス・キリストおよび初期のキリスト教ゆかりの地の管理を教皇庁からまかされているので、あちこちで私たちの茶色の修道服を見かけることができます。

聖地の主な聖所はフランシスカンが管理しています。そして聖所を巡礼者や旅行者が見学できるように開放し、聖堂では簡単な説明、案内や、ミサを行うグループのために準備をします。場合によっては巡礼グループに同行し、ガイドをすることもありますが、最近はガイドの免許が求められるようになってきているので、その資格を持った兄弟たちもいます。つまり、聖地での主な役割は聖所の管理、保護と巡礼者のお世話ということになります。

私は、日本語でいうと「山上の聖ヨハネ教会」に居住しています。ここは、洗礼者聖ヨハネ出生の地で、巡礼者に開放し、午前と午後、修道院の誰かが当番制で世界中なら来る巡礼者のお世話をします。私たちの共同体のメンバーは9人で、その内5人は哲学生、養成修道院でもあります。彼らは哲学を学ぶ二年間ここに住むほか、聖堂での服務を交代でしています。

巡礼での典礼は様々な国、民族が独自の礼拝形式を持ち込みますから、巡礼者が多いい時には統制がきかなり、予定の時間を超えることやいろんな問題が起こります。日本的な気配りといったものはなく、互いの主張が強いので、いつも時間通りに聖堂を閉めることができません。

現在、私は、週三回ほどボランティアに行っています。一つは近所のビンセンシオ・パウロ会のシスターが運営する障害者児童施設、他の日は地元の一般障害者施設です。他に正統派ユダヤ教徒の施設の炊きだしに週に一度のペースで行っています。ここでの難しさ一つとして、コミュニケーションを全て外国語、それも何ヵ国語も使わなければいけないので時々疲れますが、それなりに楽しいです。できれば長くこの場所にいたいと思っています。(2017年2月5日)